属さない染まらない混ざらない黒

憂鬱になるのが大体夜。でも夜は好きな時間なはずなのにこの時間は憂鬱になる
自由はあるはずなのに何かしらに自分を縛っている気がする。
其処に属してはいけないのではないか
それに染まってはいけないのではないか
自分はいずれにせよどこにも混ざることができないものじゃないのか

でも属したい、染まりたい、混ざりたい黒である
誰かに認められたいと切に思う黒である

人と歩幅を合わすことを選ぶと自分を犠牲にする
自分は「自分」というものを持ってないことになる

眠れないんじゃないくて寝ればいい
自分の時間は自分の時間でいい

嫌われたくないから、のけ者にされたくないからと怯えても意味が無い、つまらない
自分の空間を作れば、自分は自分だと思えれば何とも怖くない
のけ者にされたのではなくて、其処は自分の居場所ではないと思えば傷がつくことはないだろう

つまらない人間でも何かしら取り柄はあるはずだ
自分はつまらないさ
でも他の人にはないものは必ず持っている
其処で役に立たなくても、必ず役に立てる場所がある

迷走してもいいと思っている
どこへでも行って自分の可能性はどこまでなのか見てみたっていいじゃないの

ダメなら戻ったらいい

どこへ戻るかはわからない。復元ポイントはたくさんある

でも、ここでもあって別の場所にだって居場所はあってもいい


思いの外傷は付いたかもしれない
本当の自分は見せないから、何を言われても何があっても耐性がついているから
そうしていたら知らない間に傷を負っている事があるんだった
擦り剥いたはずなのに実は切り傷で、血が流れでて止まらなくなっている
脳が錯覚している
最後まで誰だって居るわけでもない
誰だって他人だから
何にすがろうとしてるんだ
いつの間にか遠くに来てしまった
自分の居場所は爆音と共にあるあの空間じゃないのか